開封!安田興行社大見世物展
~ 国宝?珍宝?今ひらかれる、見世物王国の扉! ~
-協力-
安田興行社
鵜飼正樹
都築響一
2014年8月26日(火)〜9月6日(土)
(入場料1,000円お土産付)
映像協力:ヴィジュアルフォークロア
20年の封印を破り、蛸壺から情念に身を任せ這い上がるたこ女をとくと見よ!
出演:アグネス・マトン(ゴキブリコンビナート)
※こちらは12時から17時までのインスタレーションです。入場料のみでご鑑賞いただけます。
安田興行社は岐阜県大垣市に本拠を置き、大正末期から見世物興行を手がけてきた荷主(興行師)である。初代の安田与七、二代目の安田里美、そして当代へと、三代にわたって90年近く、全国の祭礼や縁日に仮設の小屋を建て、見世物やお化け屋敷を興行してきた。
とくに二代目の安田里美は、「人間ポンプ」としてテレビにも出演するなど、芸人としても広く世に知られた。4歳から見世物の世界に生き、全国を旅しながら身につけた芸は、人間ポンプ以外にも、サーカス、気合術、奇術、漫才、浪曲、芝居、そして見世物の呼び込み口上など。まさに大衆芸能の生き字引のような存在であった。しかし1995年に安田里美が世を去ると、安田興行社が見世物を興行する機会は激減し、絵看板やネタはトラックコンテナの中にしまい込まれたままとなった。
そして20年。このたび、安田興行社の協力のもと、長らく日の目を見なかった見世物の絵看板やネタが展示・再現され、日本の見世物文化の水脈が21世紀の東京・銀座に噴出する。たこ娘、かに男、蛇女、人魚、クダン、人間ポンプ、電気人間……。一堂に集った見世物王国のスターたちが、あなたの心を射ぬくことだろう。
ホラ、急いで下さい、急いで下さい、急いで下さい。ウソかマコトかホラホラ、前に回ってどうぞよく見てあげて下さい。見世物とは、はたしていかなるものであったのか。
いついつまでものお話のタネ、末代までの語りぐさ……。
8月30日(土)17時〜19時 / 入場料2000円(1ドリンク付)- こちらのイベントは終了致しました。