鉛筆を用い、白から黒へのグラデーションで、少年少女をモチーフに甘美な世界を描き出す稀に見る作家、西牧徹。
そこには甘やかな香りが漂っており、官能的な気分に満たされるだろう。
西牧徹 Toru Nishimaki /プロフィール
64年東京都生まれ。少女をモチーフにペン・色鉛筆画を経て、現在の鉛筆画に定着。
80年~90年にかけて自分が構築した世界を生かした、挿し絵入りの散文詩画集を3冊
私家版として制作。2001年1月、初の個展を開催した。
緻密で迫力ある濃淡に彩られた独特の情感を描き続ける西牧氏。
その作風は林良文のような存在感とベルメールのような
官能的な有機フォルムに満ちている。