描く少女達の年齢を、個展の会場などでよく聞かれます。
幾つぐらいなのだろう。
自分にも解りません。
女の子達は色々なことを考えています。少女の心は硝子細工のように繊細で、綺麗で、けれども触ると刺されたり壊れたりするのです。
ちょっと大人になりかけた少女たちは、そんな繊細な心を胸の中に閉じこめています。
鍵の掛かった胸の奥で、少女の感情はぐるぐる回るばかりで、いつの間にか大人になっても心は少女のまま取り残されているのです。
そういう年齢を持たない少女たちの心を描いていきたいのです。
こやまけんいち プロフィール