2007年の展覧会から3年、ルイス・フライシャーとカレン・サイアの新作展。
ルイス・フライシャーは「Keys of
Transformation」と題し、自身の作品を身に纏う事によってトランスフォームを行うのと同様に、彼のアートに接する人々にも、内的変化を起こさせることを目的としています。彼の作品の多くは瞑想や暴力、セックスを感じさせますが、単にそれらを視覚的に表現するだけでなく、実際に身につける事によって生じる物理的な拘束感で、多くの感覚をさらに刺激的に昇華する作品となるのです。
カレン・サイアの「PLATES」「Origin of
Flesh」シリーズは、有機体と人体構造の形態学的研究を行なっている、彼女の最新作です。ルイスの作品を身に纏い身体的な影響と改造を施され、その美の特性を満たした人体を、珍しい標本として作品に閉じ込め新しい価値を表出させます。
二つのテーマを掲げる今回の展覧会は、この二人のフェティッシュでゴシック的な世界が複雑に交わり、幻想的なコラボレーションを生み出すのです。
今回の展覧会にあわせてアメリカののBaby Tattoo Booksより写真集が発行されます。会場内では普及版とともに「限定特装本」の販売もします。
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ルイス・フライシャー/プロフィール
マスメディアによる人工的な現実感の中で平均化された「文明的」な消費者として教育された事によって、本質から外れるようになった人間の本来の自然の姿を有機材料(皮、骨、花、血と自身の皮膚)を使用して着用できるコルセットやマスク作品として制作。 |
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カレン・サイア/プロフィール Louis Fleischauerの作品とのコラボレーション写真作品"Bloodletting"と"Invocation of Desires"シリーズがある。2010年7月には最初の写真集「Rubber Duck」を発売予定。展覧会時にはヴァニラ画廊にて「Rubber Duck」のスペシャルボックス及び通常版を限定販売します。 |