不在である程、不在を疑い、存在の影を追う。同様に、存在は常に疑わしいもので、不在の影を追う。
現代に於いての〝ヒトガタ〟とは、或いは〝面影〟のようなものではないかと思う。
〝面影〟とは誰かであって、誰でもない。時間に依存する(束縛される)ようで、解放されている。此処に在るようで、不在である。死んでいるようで、生きている。まるで煙か幻のように捉えどころなくゆらゆらと、しかし、眼球の裏側ではざらざらと摩擦をおこすように...そして〝面影〟と出会う時、ひとは何と対面しているのだろうか?現実か幻影か、その違和感のなかに異次元世界との交錯のような様相を垣間みるのは、果たして錯覚だろうか。
1988 東京都出身
2013 多摩美術大学工芸学科卒業
2009 |
HEXACLOPS EXIBITION in ART IMAZINE |
2011 |
産業廃棄動物展 in 神奈川県民ホール mixedmedia展 in 多摩美術大学工芸棟 |
2012 |
工芸金属三年展 in 天王洲アイル 四回忌 in 多摩美術大学工芸棟 |
2013 |
ひてひと in スパイラル ヴァニラ画廊大賞展 in ヴァニラ画廊 |