【特別展示】怨霊能面(観世流能楽師 谷本健吾 所蔵)
地獄の窯も開くこの季節、
ヴァニラ画廊は恨み辛み満ち溢れ、
成仏できずに彷徨い続ける魂たちが一堂に集う
‘幽霊画廊’へと変貌します。
古来より「肉体が朽ち果てようとも、魂は現世に残る」という観念は日本人の心に存在し、私たちは目に見えざる者たちを「幽霊」と呼び、姿をかたどってきました。
また、それと同時に積年の恨み、嫉妬、羨望、愛欲といった、逃れる事の出来ない苦しみに苛まれ身悶える姿に「妖しさ」を見出し、不気味さとおぞましさを纏った究極の美に、畏敬の念とともに幻想を抱いてきました。
多種多様の表現から形作られる霊の姿やいかに。「幽霊」から「妖しきもの」まで、奇怪で異様な魂の共鳴をお楽しみください。
語り手:吉田悠軌(とうもろこしの会) 入場料2,000円(1D付)
8月8日(土)17時から19時(予定)
※当日はイベント準備の為、通常営業は12時から16時半までとなります。