高木智広はヨーロッパで古典技法を取得した後、野山で動植物と戯れて過ごした幼少時の原体験と、パプアニューギニアでの滞在で巡り合った精霊信仰から見出した「人間と自然の共生」をテーマに据えながら、自身の作品に色濃く反映させてきました。
ヴァニラ画廊にて2年ぶりとなる個展「兎狩り」では、人間が無意識的かつ半ば暴力的に生み出した自然との「境界線」を、豊穣なイメージの網に迷い込んだ動物たちに託して克明に描き出します。
旧作から新作まで作品を包括的に振り返りながら、人間と自然の在り方を可視化し、その本質に迫る試みにご期待ください。
西洋の古典技法を用いた絵画作品を中心に自然と人間の関わりをテーマに制作。
日本人の精神の源流となる八百万の神々もモチーフとしている。
国内外で個展グループ展多数開催。
1972 岐阜に生まれる
2006 個展「ヒトが演じる動物園」なびす画廊(東京)
2009 個展「ODD EYES, SLEEPING」unseal contemporary(東京)
2010 第29回 損保ジャパン美術財団 選抜奨励展
個展「FUR,AWAY」elsa art gallery (台北)
2011 個展「落鳥の森」 unseal contemporary(東京)
2012 第十五回 岡本太郎現代芸術賞 川崎市岡本太郎美術館(神奈川)
TOKYO LOVE SHOW 表参道ヒルズ(東京)
2013 個展「空鳥-NUE-」中京大学 C-スクエア(愛知)
2015 個展「伊邪那美」 ヴァニラ画廊
2017 個展「Rabbit Hole」ギャラリー小暮(ニューヨーク)
高木智広個展
兎狩り
2017/9/26(火)〜10/7(土)
ヴァニラ画廊 展示室A
500円
(展覧会室AB共通)
平日/12:00-19:00
土,日/12:00-17:00
(会期中無休)
今展「兎狩り」では、狩る側と狩られる側、支配する側と支配される側、あるいは共存など、自然と人間の関係をテーマに長年制作してきた作品を展示します
(髙木智広)