Cyberpunk、Steampunk、Biomech Art…
おそらくそれはノイズで歪んだ”Industrialpunk”
錆びて煤け黒くくすんだキカイ。
緩やかに朽ちながら無機質と生命の狭間でうつろう。
闇の中に異形の彼らはいない。
明るい光の白いセカイでその時が来るまで平穏に…
インダストリアル パンク
2018.7.3TUE→7.15SUN
会期中無休 展示室A入場料500円(展示室AB共通)
shichigoro-shingoの世界観における“インダストリアルパンク”は造語です。
自分の作品は時折、サイバーパンクやスチームパンク、
バイオメックアートといったジャンルに呼ばれる事があります。
どれも大好きなジャンルですが、
それぞれが歴史や考証による明確な定義あると感じており、
自分の作品はどのジャンルにも属しては無いような違和感がありました。
何か良い言葉はないかと悶々と過ごしている時にCMの仕事を通じて
AA=(AA EQUAL)上田剛士さんの音と出会い、
音楽におけるインダストリアルの存在を知りました。
その後もAA=の様々な作品に携わらせていただき、
次々と剛士さんの創る音の鮮烈な衝撃に打たれると同時に
工業・ノイズ・歪みとパンクの精神は
サイバーパンクやスチームパンクのように
“インダストリアルパンク”
という言葉と概念で自分の世界観にも置き換えることが
出来るのではないだろうかと考えました。
ゆっくりと朽ちる黒い機械と白い世界、
無機物と生命の融合を描いています。
奇妙で歪んで見える彼らは穏やかに、時には強い意志を持って…
悲しみや恐怖、後悔などのネガティブな感情にはありません。
この展示会を訪れた皆様にも楽しく穏やかな気持ちで見ていただけたら嬉しいです。
2010年頃からWEB上で作品公開。PIE Comic Artから商業画集の国内版「ウサロボセカイ」・海外版「The Art of Shichigoro」出版。Black Milk Clothing(オーストラリアファッションブランド)へ多数のアートワーク提供。モード学園 2015年度TVCM・広告イラスト。AA=「#5」アルバムアートワーク、ライブDVD「TOUR #5」カバーイラスト、リード曲「Such a beautiful plastic world!!!」MVイラスト、「動物農場 AA= OIO SPECIAL EDITION」装画。その他にも国内外で書籍装画、挿絵、企業広告、CDカバーなどを手掛ける。
シチゴロさんとの出会いはCMでした。
そのCMの打ち合わせで最初に渡された絵を見た時から、
僕は彼のイラストのファンになりました。
それ以来、僕の作品に多く関わってもらい、
その度に彼の描き出す世界に感動し続けています。
shichigoro-shingoの作品との出会いは、
僕と僕の音楽にとって宝物です。
上田剛士(AA=)