立花奈央子展
女装の自由宣言
‐Cross Dresser's Cosmos‐
2019年5月14日(火)~5月26日(日)
展示室AB 入場料:500円
(展示室B立花奈央子10周年記念展同時開催)
会期中無休
女装をテーマに、女装者の写真を通して、女装とは、性別とは、美しさとは、そして幸せの形とは何か、を問いかけた展覧会「女装の軌跡と幸福論」から4年。近年のジェンダーフリーの流れとともに女装はよりカジュアルに、そしてオープンになり、女装は自分だけのひそやかな楽しみから、ありのままの自分で繋がるためのツールに変化しました。女装コーディネーター・フォトグラファー立花奈央子はとどまることなく、
最前線でその文化を撮り続けています。
女装行為が当たり前にある世界観で、社会や人とどのように関わっていくのか。そしてどのように生きるのか。自由に彩られた十人十色の答えが、見る者に新たな気づきを与えます。
ーあの日誰かが夢見た未来に、私たちは今、立っている。
そして、展示室Bでは、作家活動10周年記念として立花がこれまで撮り続けてきたテーマポートレート
–
筋肉、ぽっちゃり、創作写真-等を一挙展示。未発表作品や撮り下ろしを含み、立花奈央子の独立独歩な取り組みを俯瞰できる展覧会をどうぞお見逃しなく!
フォトグラファー、タレントプロデューサー、イベントオーガナイザー。
1982年千葉県生まれ。
20歳頃からLGBT業界に携わり、特にトランスジェンダーや女装について造詣が深い。
テレビ・雑誌等メディアに多数出演するとともに出版活動も行ってきた。
通念的な美の規範に囚われずに、モデル固有の美を見出すことを得意とし、その魅力を色彩豊かに写し出す。
イベントオーガナイザーとしても定期的にイベントプロデュースを行い、
5月3日には「喫茶人間家具」を開催。新たな作品シリーズとして、人間の無機物としての造形美を追求していく。
立花奈央子展を記念して、3つのトークイベントを開催いたします。
それぞれのイベントについて1ドリンク付き、定員45名
当日券はございません。必ず事前にチケットをご購入下さい。
チケットは通常展覧会チケットとは異なりますのでご注意ください。
また、各イベントごとにチケットの販売ページが異なります。
●各トーク終了後、展覧会場をご覧いただける時間を設けますが、トーク会場設置のため、展覧会会場は通常の作品配置・展示作品が一部異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
5月18日(土)17:20開場/17:30開演事前チケット制(2,500円)
立花奈央子と、展示作品のモデルたちが熱くトーク!
1日目、前半は化粧品検定1級の驚異のメイク術を披露するさやぶ~さん、後半はKay
& Yukaさんと性別とパートナーシップについて語ります。
トーク:立花奈央子
ゲスト
前半:さやぶ~
・化粧品検定1級!おっさんから少女へ変身する驚愕のメイク実況
・女装メイク一問一答
後半:Kay & Yuka
・ノンバイナリーの女性と女装男子
・性別とパートナーシップについて
19日(日)17:20開場/17:30開演事前チケット制(2,500円)
2日目は、ゲストにカタログに立花奈央子写真評を執筆いただいた日本近代美術研究の宮田徹也氏と、オトコの娘ブームの裏立役者井戸隆明氏をお迎えし、立花奈央子の写真作品の魅力と、オトコの娘ムーブメントについて語ります。
トーク:立花奈央子
ゲスト:宮田徹也/井戸隆明
宮田徹也
日本近代美術思想史研究。岡倉覚三、宮川寅雄、針生一郎を経て敗戦後日本前衛美術に到達。ダンス、舞踏、音楽、デザイン、映像、文学、哲学、批評、研究、思想を交錯しながら文化の【現在】を探る。嵯峨美術大学客員教授。
井戸隆明
株式会社パブセンス
本雑誌編集業&映像制作ほか
数々の女装雑誌、DVD等を刊行してきたオトコの娘ブームの裏立役者
5月25日(土)17:20開場/17:30開演事前チケット制(2,500円)
トーク:立花奈央子
3回目のトークイベントでは、立花奈央子と、展示作品のモデルたちが熱くトーク!
前半は今回の展覧会のメインビジュアルモデルの円谷伊織さんをお迎えし、立花さんが女装メイクを実践実況、後半は歴史上の貴婦人が愛したお菓子とドレスを手作りする杉なまこさんをお迎えします。
※杉さん製作のお菓子付
ゲスト
前半:円谷伊織
メインビジュアルモデル
ー女装メイク実況/「職業女装」としてのモデル活動
後半:杉なまこ
料理家&フラワーデザイナー
-歴史上の貴婦人が愛したお菓子とドレスを手作りする女装活動