2024年12月23日(月) 本日の営業時間 12:00 - 19:00 【展示室A&B】 D is for Decadence Maki Kusumoto 40th anniversary 1984-2024

'14/10/6 〜 10/18小田隆×守亜和由紀×横山隼
「SKULL!SKULL!SKULL!」

新画廊 展示室 A / 入場無料 ※日曜日も12時〜16時半まで特別営業いたします。

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SKULL! SKULL! SKULL! はイベント出展のために集まったアーティストユニットです。当初は”SKULL=頭骨”をモチーフに制作していましたが、それぞれの表現形態は多岐に渡り、”SKULL=頭骨”にとどまることなく広く”生物”をモチーフにするユニットです。

このユニットの主宰である小田隆は、頭骨をモチーフにした作品をシリーズで展開。頭骨だけでなく骨全般への深い興味と理解が、生きた動物や古生物を描く時にも活かされています。生物の遺骸はすでに命を失っていますが、そこに「死」だけを見るのではなく、生命の痕跡を感じ、生命の持つ力強さを表現したいと考えています。

守亜和由紀は主に爬虫類、両生類の立体造形を制作しており、近年は鳥類、哺乳類とその表現の幅を広げています。一見ユーモラスな造型でありながら、その生物の本質をとらえた作品は研究者など専門家からも高く評価されています。また創作の対象は現生の生物だけでなく、古生物、怪獣、幻獣とその活躍の場をますます広げています。

「SKULL!SKULL!SKULL!」

横山隼は注文を受けてシルバーアクセサリーを製作する職人であり、古生物への深い興味と知識から、様々な絶滅動物の頭骨、微生物をモチーフに銀細工を制作する作家でもあります。磨き抜かれた技術と、妥協のない好奇心から産み出される作品の数々は、多くのファンの心をつかんでいます。

三者三様の作品群ですが、全てに共通するのは生命に対する大いなる敬意とたゆまぬ好奇心です。そんな作品群を御高覧いただければ幸いです。小田 隆(文責)

展覧会特別イベント

10月12日(日) 17:00〜(入場料2,000円) ワンドリンク付き
ギャラリートーク小田隆×守亜和由紀×横山隼 (ゲスト)布施英利

小田隆

小田隆

1969年、三重県に生まれる。
1995年、東京芸術大学美術研究科修士課程修了。博物館のグラフィック展示、図鑑の復元画、絵本など多数制作。幅広い古生物学者たちとの交流の中で、科学的資料に支えられるとともに、オリジナリティに富んだ作品群を生みだしつづけている。最近、油彩作品の制作を再開。大学では人体の描写をメインに教えている。
画家、イラストレーター、成安造形大学イラストレーションクラス特任准教授

守亜 和由紀

1975年 北海道生まれ 群馬県在住
2000年 個人造形ユニット「アクアプラント」としての活動開始 「私的熱帯世界」をコンセプトに造形、平面問わず表現の幅は広い。現生生物を中心として制作しているが、幻想生物や一部の絶滅生物なども得意分野。
・DVD「ヴェノムハンターシリーズ」のプレゼント企画の原型担当
・上野動物園「アイアイのすむ森」のパンサーカメレオン、マダガスカルヒルヤモリのオブジェ製作
・東宝怪獣根付「ゴジラ」「モスラ」「キングギドラ」の原型、仕上げ担当(株キャラアニ)
・雑誌「ビバリウムガイド」にてコラム連載中

守亜 和由紀
横山隼

横山隼

1970年東京都生まれ。中学生の頃から造形の楽しさに魅せられ、金属工芸の道へ。都立工芸高校金属工芸科卒業後大手の銀器会社に入社。地金作りから彫金、仕上げまでのすべての作業を担当、職人としての技術を身につける。1999年 RC GEARとして独立。『職人』として独自のこだわりを持ち、フィギアというカテゴリから見ても、アクセサリーというカテゴリから見ても異色な『唯一無比』の造形作品を造り出している。とにかく磨くのが好きな磨きフェチでもある。