2024年12月21日(土) 本日の営業時間 12:00 - 17:00 【展示室A&B】 D is for Decadence Maki Kusumoto 40th anniversary 1984-2024

'17/8/8 〜 8/20与偶人形作品展「フルケロイド ~FULLKELOID DOLLS~」

新画廊 展示室 A / 入場料500円 ※会期中無休

会期:2017年8月8日(火)~8月20日(日)

営業時間:月曜日~金曜日:12:00~19:00、土日祝、最終日:12:00~17:00
     ※日曜日も営業いたします。
入場料:500円

救いようのない感情から産み堕とされる、
心の幼きを止められた人形たち…

人形作家・与偶が、高校生時代から近年まで、
20年に亘って制作した人形作品を一同に展示します。
個展としては13年ぶり、東京では初の開催となります。
大型の球体関節人形から、中、小型のフィギュア作品まで
約40点を展示販売いたします。

哀しくも美しい異形の者、モノ 、物の怪たちの美麗な遊園地にいつまでも浸りたい!!

―園子温(映画監督)

与偶(よぐ)

1982年1月5日、岐阜県土岐市に生まれる。
先天性の遺伝子疾患(漏斗胸、全身の蒙古斑、幻覚障害)を持ち
幼少期より日常的に両親から凄惨極まる身体的虐待、性的虐待、心理的虐待、育児放棄を受けながら育つ。
1994年4月より、父親の一存で愛知県名古屋市のミッション系私立中学に進学。
この時期から精神的な限界を自覚、自ら精神科医院に赴き「分裂病(現在は「統合失調症」と呼ばれる)」の診断を受け、通院治療を開始。
ミッション系私立高校進学後より、球体関節人形に関心を持ち、独学で人形制作を開始する。2000年3月、高校卒業後からはアルバイトの傍ら、自室で人形制作に打ち込む。名古屋在住の人形作家、神楽氏主催の教室の同人となってグループ展などに作品出品を開始。2001年、批評家・大塚英志氏より依頼を受け、同氏制作のCD『ロリータの温度』ヴィジュアルのための人形を制作。2002年末、「季刊エス」創刊号に作品詳細とロングインタビューが掲載され、反響をよぶ。それを受け、翌2003年、「季刊エス」第2号より『人形供養』を連載開始。同年4月、京都の昔人形青山/K1ドヲルにて初めての個展を開催。しかし、成人となっても両親からの虐待は治まるどころか熾烈を極め、生命の危機を感じたために同年初夏、実家から家出。東京に移住する。両親から逃れたその後も、重度の精神病との長期に渡る闘病の他、さまざまな疾患の連鎖によって入退院を繰り返す(現在も継続通院治療中)。2010年、「TH」第43号より『辛しみと優しみ』を連載開始。2017年、初作品集を刊行、東京のヴァニラ画廊にて13年ぶりの個展を開催。

与偶人形作品展「フルケロイド ~FULLKELOID DOLLS~」

「与偶人形作品集 フルケロイド FULLKELOID DOOLLS」

初の人形作品集も会場で販売いたします。

著者:与偶、撮影:サト・ノリユキ / SATOFOTO
版型:A5版ハードカバー、フルカラー68p
発売:書苑新社

Yogu Doll Works Exhibition
"Full Keloid ~ FULLKELOID DOLLS ~"

It is regarded as birth from bad empathy,
Dolls stopped young at heart ...

Yogu will exhibit her doll works made over the past 20 years from high school days to recent years. For the first time since 13 years as a solo artist an exhibition will be held and for the first in Tokyo. We will exhibit and sell about 40 items large ball‒jointed doll and from medium to small size too.