2017年7月20日(木)〜8月6日(日)
平日:12:00~19:00、土・日・祝・最終日:12:00~17:00
展示室B 入場料500円 (展示室AB共通)
ヴァニラ画廊では天国でも地獄でもない、境界線上の世界観を描く髙橋美貴の個展を開催いたします。
髙橋は長年ゲームクリエーターとして活躍してきた確かな技術力と、卓越したイマジネーションで、生と死を描き出す作品は、心的現実と世界の中を揺らぎながらも、永遠の静寂と忘却のかたちを捉えます。
初個展となる本展では、鉛筆画、CG作品とともに、近年力を入れる日本画と共に展示をいたします。
師である平良志季氏が、今回の展示のために描き下ろした作品も特別出展し、髙橋美貴の表現の根源に迫ります。
多様な作品群の中から浮かび上がり、辺獄に揺蕩う朧げな輪郭。それらを辿る試みにご期待ください。
オリジナルゲームが創造される過程で、欠けていた最後のピースとしてその世界を収束させた髙橋美貴さん。
フレームの向こう側に満たされた闇、その深淵から自身が覗き見られる感覚!
―外山圭一郎(『SIREN』シリーズディレクター)
東京都生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒。
ソニー・インタラクティブエンタテインメントにアーティストとして在籍。
日本を舞台にしたホラーゲームシリーズで屍人・闇人のデザインに携わる。
2014年よりオリジナル作品の発表を開始。同年Behance Wacom賞受賞。
2016年 ヴァニラ画廊大賞展参加、幽霊画廊Ⅲなど