ごとうゆりか個展
Anencephaly
2018年2月27日(火)〜3月4日(日)
※3月3日(土)ごとうゆりか個展は
12時から16時までの営業となります。
今回の物語は『Anencephay=無脳症』
貴方には『ノウ』がありますか?
片田舎の廃れた遊園地で未だに夢に陶酔している脳のない少女
彼女の名前はアネンスファリ
愛称アネモネ
彼女は赤が好き時に青
朝と夜が混ざり合った無いある時間がすき
誰もいない遊園地には脳がないが徘徊している
そのない達は風船をもっている
それはあるにしたいプラカードである人へのメッセージ
それを3つ蹴る為に生きている
アネモネは赤が好き
ないに一度起こされたパーティーのスロットを廻した祝福されたアネモネのプラカードを持っていた僕は風船を手放せた時なにが残るのであろうか?
そんな彼女はジョーカーだった
生きて帰れるだろうか?
この度、2回目のごとうゆりか個展を開催いたします。
絵と言葉を根源とし服へと、毎年一冊の絵本から自身のクリェーションブランド「僕のアンニュイ」のアイテムを創作しています。
イラストレーター・アートディレクター・画家・ファッションデザイナー・作家
多摩美術大学グラフィック学科卒業
元ファッションブランドbortsprungt.デザイナー
元れもんらいふ所属イラストレーター
2016年度装苑ニューカマー
PAUL&JOE、六本木ヒルズ森美術館セーラームーン展ヴィジュアルイラスト、国内店舗高島屋イラスト、根本宗子主催ファンファーレサーカスAD、大森靖子グッズイラスト、Maison
book
girlグッズイラスト、でんぱ組.incイベント展示参加、きゃりーぱみゅぱみゅ振袖イラスト、その他広告・雑誌など絵を拠点に活動中
銀座ヴァニラ画廊にて絵本『Re:Born』発売中
アトリエサードTHにて執筆中
ファッションブランド僕のアンニュイ取り扱い店
東京9. Acrylcloset、名古屋Deity's
watchdog、通販H.P.FranceZOZOTOWN
ごとうゆりかさんの新作絵本『Re:Born』を拝読し、プレゼントのようにリボンを施された柔らかな表紙とは裏腹に、えぐるように傷ついて歪んでいく作品は、明朝体で書かれた文体すら鋭い牙のようでありました。
(最後に少しだけ色を失くした世界に安著するのですが、それはきっとごとうさんのサービス精神がなせる業だろうと思うのです。)
引き裂かれるような痛覚を伴う感覚は、ごとうさんのものなのか、それとも自分のものなのか混同してしまうのは、
ロナルド・D・レインの著作を読む時に、どこか自らの事を暴かれているようで気まずく、しかし同時にその事に恍惚とするのと似ています。
どす黒くありながら、色鮮やかな痣のようなごとうさんの色彩感覚に、郷愁の中で眠りに付く安心感があるのは、皆多かれ少なかれ、その痣がどこかに残っているからなのでしょう。
欲しいものはけっして手に入らない
手に入るものはけっして欲しくない
(ロナルド・D・レイン(1973)『結ぼれ』みすず書房)
ヴァニラ画廊
6,480円(税込)
画廊にて販売中