その人の経歴や人物像を紹介するときの「プロフィール」という言葉はイタリア語のprofilo(輪郭・横顔)という言葉から生まれました。
ルネサンス以前は、肖像画といえば「横顔」を描くもので、それはその人物の特徴を一番よく表わすのが「横から見た顔」だと考えられていた為だからです。
今回の展覧会では僕のキャラクターのひとりひとりの物語を横顔に込めて描きます。──古屋兎丸
古屋兎丸展「Profile」
2018年4月11日(水)~5月13日(日)
全日12:00~19:00(会期中無休)展覧会室AB共通
入場料600円(ポストカード付)
この度、古屋兎丸の描き下し新作展2018を開催いたします。
本展の為に描き下ろされた新作は、今まで古屋作品に登場した魅力的なキャラクター達の肖像です。
それぞれの物語、背景、関係性まで緻密に練られ、目線や仕草の一つ一つまで徹底して描きこまれた、完全オリジナル作品に加えて、鉛筆でのびやかにそして大胆に描かれた大判のドローイング作品まで、総勢47名の描き下ろしキャラクター像が魅せる世界観をどうぞお楽しみ下さい。
東京都出身。多摩美術大学美術学部絵画学科(油絵専攻)を卒業。『月刊ガロ』(青林堂)にて『Palepoli』(パレポリ)でデビュー。
作品の内容はシリアスなものからユーモラスなものまで幅広い。役者として映画出演、脚本やキャラクターデザインにも携わる。
2016年『ゴーゴーバンチ』(新潮社)で『女子高生に殺されたい』、『ジャンプSQ.』(集英社)で『帝一の國』が完結。
『ゴーゴーバンチ』(新潮社)で『少年たちのいるところ』。『モーニング・ツー』(講談社)にて『アマネ†ギムナジウム』を好評連載中。