2018年10月23日(火)〜10月28日(日)
「死の中にある王国・ヒナコルメル」の物語
ぬいぐるみと人形と
ひとりの王国に暮らす處女
ひとりの王国はこの世の終わりヒナコルメル
死の中にあります
死の中の王国から
あらゆる死の記念碑がやってきました
聖なる油彩画、人形、イコン、秘密の宝物…
その中心に祀られているのは處女?人形?
さあ貴方の葬儀をはじめましょう
わたしたちの結末は死です
この度、美術家・雛菜雛子の個展を開催いたします。
世界的ブームとなった原宿カワイイ文化に代表されるポップ&キュートな「少女」の世界。雛菜雛子はそれと一線を画し、少女の内側に潜んだ暗黒面、自慰的な死、ナルシシズムなど、儚げな闇の世界を「癒し」として描いてきました。
まぶしすぎる光だけでは成しえない、暗くよどんだ闇に身を浸すことでしか得られない癒し。その闇を必要とする人々に作品を届けるのが、雛菜雛子の背負った宿命です。
この独自の作風は国内だけでなく、アメリカのカルチャー誌「VICE」が運営するフェミニズム特化サイト「Broadly.」やファッション誌「GLAMOUR」のドイツ版で取り上げられるなど、海外からも他に類のない女性作家として注目されています。
ヴァニラ画廊では5年ぶり2度目の開催となる今回の個展では、新作の大作油彩画や繊細で妖艶な立体作品などを発表いたします。この機会に「闇の癒し」を是非ご体験ください。
美術家・油彩画家
油彩画を中心に少女絵画、立体、インスタレーション作品等を展開する。
2012年 | 「Entrance tnto...」(ヴァニラ画廊) |
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2013年 |
第1回ヴァニラ画廊大賞「ヴァニラ賞」受賞 個展「ヒナコルメルと地下少女館・雛菜雛子展」(ヴァニラ画廊) |
2014 〜17年 |
グループ展「幻獣神話展」(Bunkamuraギャラリー) |
2017年 | 個展「ヒナコルメルお姫様王国・雛菜雛子展」、雛菜雛子ディレクションの特別企画展「處女美術館」(京都・ギャラリーgreen&garden) |
その他、グループ展、企画展等多数参加。