2020年12月8日(火)〜12月20日(日)
                    平日 12:00〜19:00、土日祝 12:00〜17:00
                    展示室A 会期中無休
                    入場料 500円(展示室AB共通)
                  
 
              Anatomy
小田隆展 アナトミー
                    2020年12月8日(火)〜12月20日(日)
                    平日 12:00〜19:00、土日祝 12:00〜17:00
                    展示室A 会期中無休
                    入場料 500円(展示室AB共通)
                  
 
            
              子供の頃、初めて見た解剖図は手塚治虫の『ブラックジャック』の劇中に描かれたものだった。
              初めて読んだ漫画でもあり、そのドラマと医学の面白さに外科医になりたいと、小学生ぐらいの時は漠然と思っていたのだけど、成長するにしたがって現実的な夢ではなくなっていった。
            
現在、大学で美術解剖学を中心に授業を担当しているのは偶然ではあるのだけど、子供の時の記憶や経験が、どこかで繋がっているのかもしれない。
              モチーフの中心は脊椎動物である。医療関係者ではないため人体を実際に解剖した経験はないが、博物館の活動で定期的に動物の解剖に携わっている。
              骨格標本と毛皮の標本を博物館のコレクションとして残す活動の一環だが、資料として活用するためスケッチや写真撮影をすることができる。
              作業が優先されるため、写真撮影が中心となってしまうが、様々な動物の内部を後から確認できることは、制作に生かすことができている。
              私にとってのAnatomy(解剖学)は、表現を支えるための重要な構造であり、要素となっている。
            
2020年秋 小田 隆
入場料 500円(展示室AB共通)/ 全日時間指定事前チケット制
              11月15日(日)からヴァニラ画廊のホームページにてチケットをお買い求めいただけます。
              (感染症対策の為、完全予約制チケット制となります。受付での当日券はありません。必ず事前にチケットをご購入し、ご来場下さい。)
            
                1969年、三重県に生まれる。
                1995年、東京藝術大学美術研究科修士課程修了。油画と壁画を専攻する。1996年、この年に恐竜の化石の組み立てに参加したことから、復元画の制作を始める。
                1995年~現在、個展、グループ展を多数開催。
                1998年~現在、博物館のグラフィック展示、図鑑の復元画、絵本など多数制作。幅広い古生物学者たちとの交流の中で、科学的に資料に支えられるとともに、オリジナリティに富んだ作品群を生みだしつづけている。
              
                著書に『うつくしい美術解剖図』(玄光社)
                京都精華大学マンガ学部マンガ学科キャラクターデザインコース教授
                成安造形大学イラストレーション領域客員教授
                大阪芸術大学非常勤講師
              
website : http://www.studio-corvo.com/
