1947年愛媛生まれ。 スーパーリアル・イラストレーションの超絶技巧によってメタリックの官能的なロボット女性とピンナップ・アートを融合した『セクシーロボット』(1983)によって空山基の名は世界中に響きわたる。ソニーが開発した初代犬型ロボット「アイボ」のデザインではキャラクター・デザイナーとしての才能を遺憶なく発揮。80年代終わりからフェティッシュ、BDSMの世界にテーマを求め『ガイノイド』(1993)を発表。サブカルチャーとしての位置付けに終始していたエロティック・ファンタジーを再定義しポルノとアートの境界線を脱構築した。現在も第一線で活躍しピンナップ・アート、エロティック・アートの真の革命家・エンジニアとして世界中のクリエーターから敬愛されている。