営業時間：平日12:00～19:00/土日祝12:00～17:00 展示室A （展示室B/ Immorality -背徳の世紀末芸術展-ロップス/バイロス/ビアズリーも共にご覧いただけます） 入場料1,000円■当日券のみ販売
Photo by Ryo Yoshida Ⓒ 愛実/吉田良
営業時間：平日12:00～19:00/土日祝12:00～17:00 展示室A （展示室B/ Immorality -背徳の世紀末芸術展-ロップス/バイロス/ビアズリーも共にご覧いただけます） 入場料1,000円■当日券のみ販売
Photo by Ryo Yoshida Ⓒ 愛実/吉田良
空中楼閣で見る夢は、いつでも甘く香り、優しく受け入れ、慰撫してくれるでしょう。
夢の中のあなたを欲しがるほどに、蜘蛛の糸に絡めとられた蝶のように身動きが取れず、焔に炙られた闇い道をのたうち進んでいくようです。
あなたは、優しく恐ろしく、美しい。
でも、夢はいつか醒めるもの。
砂上の蜃気楼が崩れ落ちるその先で、私は選択する事は可能なのでしょうか。
覚醒を拒み、あなたと、とこしえの夢を見続ける事を。
人形作家愛実は、2004年から人形教室ドールスペースピグマリオンにて、吉田良氏に師事、人形や立体作品制作を始めました。
第一線で活躍する愛実作品の大きな特徴として、肌質感の特異な表現があります。
腐乱と傷を内側に孕み、死のグロテスクさを持ちながらも、美しく透き通る人形たちの聖なる肌は、哀しみや儚さと共に、底知れぬ恐ろしさを視覚からもたらします。
また、生きていると見紛うような精緻な造形による可憐な面差しと、表情豊かな瞳の趣が交わり、情念と諦念の中から香立つような光を感じます。人形という器の中で、柔らかな死と壮絶な生の螺旋を紡ぐ作品は、国内だけでなく海外でも大きな注目を集めています。
今展示は、和装の新作を中心に展示予定です。
蜃気楼のように儚く、深海のように深い静寂を秘める人形作品を是非お楽しみください。
Photo by Ryo Yoshida Ⓒ 愛実/吉田良
| 2004年 | 人形教室ドールスペースピグマリオン・吉田良氏に師事 |
|---|---|
| 2013年 | 個展「release」ヴァニラ画廊 |
| 2017年 | 個展「LUST」ヴァニラ画廊 |
| 2018年 |
一体の人形と音楽のインスタレーション「薄月夜」に参加 金沢２１世紀美術館シアター２１ 「文豪・泉鏡花×球体関節人形 ～迷宮、神隠し、魔界の女～」に参加 弥生美術館 |
| 2022年 | Y's OMOTESANDOのお洋服と人形のインスタレーション『彼我の境』に参加 Y's OMOTESANDO |
| 2023年 | 「人形塚」インスタレーション/残された人形たちへのレクイエムに参加 代官山ヒルサイドプラザ |
その他企画展・グループ展多数参加。