2024年12月22日(日) 本日の営業時間 12:00 - 17:00 【展示室A&B】 D is for Decadence Maki Kusumoto 40th anniversary 1984-2024

'21/2/6 〜 3/4光宗薫個展「メロンタ・タウタ」MellontaTauta

光宗薫個展「メロンタ・タウタ」

2021年2月6日(土)〜3月4日(木) ヴァニラ画廊展示室AB / 入場料 オンライン予約:800円 当日券:1000円(残枠がある場合のみ発売)

入店のご案内

コロナウィルス感染症の感染拡大を防ぎ、お客さまの健康と安全を第一に考え、混雑を避けるため、 入店はオンラインによる事前予約(日時指定券)制としております。

ご入場チケットのご購入はこちら

2021年1月14日(木)正午より、チケットを販売いたします。

直接ヴァニラ画廊受付にお越しになった場合、事前予約の予定枚数に空きがあれば、当日券を販売いたします。当日券の購入は現金清算のみとさせていただきます。

ご入場時のお願い

  • コロナウィルス感染症の拡大を防ぐため、会場の混雑状況により入場規制をさせていただく場合がございます。
  • ご入場時にはマスクの着用をお願いいたします。
  • 画廊受付にアルコール消毒液を設置いたしますので、ご入場時には手指の消毒をお願いいたします。
  • 入場時に、体温測定(検温)のご協力をお願いいたします。
  • 非接触タイプの体温計を用い、お客様の体温を確認させていただきます。検温の結果、37.5℃以上の発熱が確認された場合、ご入場をお断りさせていただきますが、基本的にご自宅で検温いただき、37.5℃以上の発熱がある場合はご来場いただく事を避け、ご自宅にてご療養ください。
  • 感染拡大予防の為、入場前に画廊やビルの前でお待ちいただく事はできません。時間より前に到着された場合は、時間になりましたらご来場いただきますようお願いいたします。 ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。
  • 会期中の物販のみのご利用はお断りいたします。

我々はみな自身の所有する怪物をこなしながらどうにか船を進めます
感情から気を逸らす術を身につけては
緩行旅行の気を保つ
相変わらず今日も何処へも到着しない

◆ 0.7mmのボールペンで描かれるファンタジックな超細密画!待望の光宗薫新作展!◆

ヴァニラ画廊では2021年2月6日(土)より光宗薫 個展「メロンタ・タウタ」を開催いたします。
光宗は0.7mmのボールペンのみを用いて独学でボールペン画を描き始めました。
巧みな線と点で描かれる圧倒的な画力と、豊かなイマジネーションで構成される作品の数々は、多くの人の心に焼きついています。

二年ぶりとなる個展では、エドガー・アラン・ポーの冒険小説「メロンタ・タウタ」に始まり、これまでインスピレーションを受けた様々なストーリーに登場する架空の生物たちを描いた新シリーズを発表します。

個展会場では、新作を展示・販売するほか、作家が会場内の一部となるインスタレーションを開催予定です。

さらに、展覧会開催を記念し新作を収めたカタログや、オリジナルグッズも販売いたします。
満を持して発表する、渾身の新作をぜひご高覧ください。

◆メロンタ・タウタとは

1849年に発表されたエドガー・アラン・ポーの短編小説。
ポオの晩年の1000年後を舞台に、やりきれない気球の旅路にある主人公が、ある人へと宛てた書簡体小説の体が取られています。
その手紙の中で、主人公は、古代人(つまり私たち)の愚行の数々を、哲学的 、社会的、科学的な面から検証しますが、その口調は常に批判的で、言葉の端々に怒りすらも垣間見えてきます。そして、主人公はある発見をしますが、そのことが記された手紙は誰かの元に届くこともなく、自ら海に投げ入れてしまいます。

どんなに攻撃的であっても、自分自身で環境を変えることはせず、ただ気球に揺られるだけの、孤独で空虚な憤怒の念にかられた無力な主人公の姿は、光宗の目に滑稽に映るとともに、やり切れなさにシンパシーを抱く存在として、深く脳裏に刻まれていました。

今回の個展では、手紙を書き続けるしか考えのつかない主人公を、制作を続ける自らの姿に重ね合わせ、メロンタ・タウタの主人公が生きる世界を想像した作品を発表します。

光宗薫 Kaoru Mitsumune

1993年生まれ、大阪出身。
2011年頃より独学で絵を描き始める。
絵に使用する画材は全て無印良品のポリカーボネイトボールペン0.7mmのみ。
昆虫や自身の姿、空想の生物等を緻密に描き込む。

光宗薫